クセになるNANDI(ナンディ)のナンディカレー

というわけで、昨夜はナンディの深い深いポークヴィンダルーをたいらげたばかりだというのに、性懲りも無くランチにやってきた。どうしてもナンディカレーを食いたくて。せっかく広島にきたわけだし、昨日ナンディのカレーを食べたから今日のランチはなにか違うものを食いたいと思いもしたのだが……。数ヶ月前に食べたナンディカレーの味を、やっぱり体験したくなってしまい今日ここに至る。

なので迷わず今日はナンディカレーを注文。私は見逃さなかった。店長さんの、「あれ? あのスーツの人昨日の夜もきてなかったっけ?」的な、2度見を。私は「すみませーん。また来ちゃいました。でも競合調査じゃありませんよ」的な態度で、視線を落とした。

ボール皿にカレー、白い楕円のプレートにライスとキャベツの副菜という盛り付けでやってきた。香るダークブラウンのカレー。ああ、やばい。香りがやばい。

スプーンで、一口。何層にも折り重なったスパイスの香りが舌の上を走る。それを追いかけるようにコクと程よい苦味が、香りを追従していく。最後に突き刺すような辛さが、砂煙を立てながら舌から喉へと降りていった。でも私にとっては、決して無茶な辛さではいなく、絶妙なところで、とどまってくれている。そして、思った……

ああ、やっぱり今日もナンディにきてよかったと。そうなんだ、ここのカレーはクセになる。食べた後、また食べに行きたいという衝動がやってくるのだ。東京にもどってからの私が心配である。

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