今朝の、ニュース番組で、
伊達マスクの話題を取り上げていました。
なにやら、一部の人達のあいだで、
伊達マスクが流行っているらしいのです。
その番組では、伊達マスクでの、
集団お見合いなるものに潜入し、
レポーターがある若い男性を、
取材していました。
対象のその男性は、キャップを
斜めにかぶり、ゆったりとした服を
着こなす、今時の若者といった
ファッションをしていました。
ただ彼は、いわゆる口下手、
かつ恥ずかしがりやとのことでした。
でも、マスクをしていると、
顔の殆どの部分がかくれているから、
安心して会話ができるとのだそうです。
あー出ました。
自分へ意識が向きすぎている、
自分過ぎる人たちです。
他人から、どう見られているのかが
過剰に気になり、もはや自然に
振舞うことができず、
自分をこじらせている状態です。
しかし、自分をこじらせてるが故、
マスクをしなければならない
にもかかわらず、
自らの人生に他者を招き入れ、
社会的帰属欲求を満たしたいといういうのは、
ヤマアラシさん的ジレンマに似ていると思います。
そんな、お見合いの様子は
ヒリヒルリするような切ない光景でした。
それにしても、「自分」とは、なんなのでしょうか?