大福好きの私は、営業でお客様先へ行く時も、
その近くに和菓子屋がないか調べるのが
習慣になっている。
ある意味、仕事レベルで、探している。
半蔵門にある企業へ商談に行った帰り道、
食べログのアプリで、和菓子屋を調べると、
『一元屋』がヒットした。
「ワンネスや」と、読めないこともない。
スピリチュアル系の人にも、
人気だとか、そうでないとか。
残念ながら、大福は置いていないが、
きんつばで有名な店らしい。
いつもなら、大福が置いてなければ、
素通りする私も、食べログの高評価と
そのネーミングに惹かれ、
一つ買ってみるかと入店す。
先客のおじさんとお姉さんが並んでいる。
おじさんの会計になる。
「4770円になりまーす!」
さすがおじさん、結構買うのですね。
私は、一個だけじゃ気まずいから
二個にしようかな・・・
お姉さんの会計になる。
「7950円になりまーす!」
え! お姉さんも結構買いますね。
ますます、買いづらいのである。
三個くらいにしようかな・・・
何をそんな、小さなことを言っているのだ。
ここは、男らしく行くのだ、男らしく。
「すみません、一個ください。 すぐ食べます。」