瞑想には興味があるけど、
やり方とかよくわからないし、
楽しく簡単に始められそうな本ないかな・・・
って思っている人におすすめなのが
「瞑想のすすめ」
宝彩有菜さんという、
可愛い女性の方が書いていて、
プロフィールを読むと瞑想家とあって、
「へーーー」なんてちょっと驚く。
なにしろ可愛いイラストや、
色使いのセンスが良く
読みやい気持ちにさせてくれる一冊です。
この本で伝えている瞑想は、
とてもシンプルでわかりやすい。
「考える」行為をやめて頭の中を
整理する技術のことと書かれている。
頭を空っぽにする瞑想の
3つの手順として
「集中」「気づき」「棚上げ」
というのがあって、
「集中」では、瞑想中にマントラ
(意味のない言葉のつらない)を
心の中で唱え、それに集中。
「気づき」では、
瞑想中に浮かんでくるマントラ以外の
思考、イメージ、感情を見つけ認識する。
「あー、そういえば晩御飯の買い物いかなくちゃ・・・」
みないな雑念が浮かんでいることに気づく。
「棚上げ」では
気づいた雑念を一旦棚上げし
また集中へもどる。
これを瞑想に入る準備から、
座り方など、写真を使った
説明をしてくれているので、
初めての人でもわかりやすい。
ただ1点、それはどうだろう?と、
賛成できないポイントがある。
それは瞑想のいいとこをを
リストアップしている部分。
何の根拠も示さず、
(おそらく自分の体験で得られたことを)
一般化して言い切ってしまっている部分だ。
例えば、ストレスに強くなるとか、
記憶力がアップする、
内臓機能がアップする、
ものごとをすばやく、深く見抜ける・・etc
「いやいや、宝彩さんちょっとそれは」
とツッコミを入れたくなる。
そういうことは、
起こるかもしれないし
起こらないこともある。
それを文字にして出版してしまうと、
変な期待や誤解を読者に
与えてしまう危うさがある。
著者自身が責任を問われることにも
なりかねないので、釘を刺しておきたい。
そこを除けば、瞑想入門書として
目でも楽しめるおすすめの一冊。