新橋 サモサ

そういえばこの辺にインドカレー屋があったはずなんだけどなぁ。内幸町での仕事の打合せが14:00に終わると無性にカレーが食べたくなった。いや始まる前からカレーは食べたかったが、それが度を超して襲ってきたのだ。そして、記憶の底をさらってみると、1年程前にこの辺でカレーを食べたことを思い出したのだ。それもインドカレーを。自力では見つけられそうにないので、食べログのアプリで検索。そこで、一番近くに出てきたのがサモサというカレー屋だった。店名までは覚えていない。でもここであっているはずと、自分の記憶を信じてみる。唯一覚えていたのは、カレーが安かったこと。

「たしかな〜、500円で食えた気がするんだけど」
ひとり言を言いながら、店の方向へスマホを見ながら歩く。するとしっかりそこにあった。店構えは記憶と同じだ。間違い。そして外に出ている看板でメニューをチェックすると、やっぱりあった。500円の日替りインドカレー。店員は全てインド人らしき南アジア系の方々なのだ。

「すみません、今日のカレーはなんですか?」
「今日は、オクラとチキンのカレーです」と店員さんが答えました。
うん、悪く無いです、はい。悪く無いです。
「じゃあ、日替りカレーください」と注文しました。

天井に設置されたテレビでは、日大アメフト部のニュースが放映されている。まったく、こういう時の体制側の人間たち、つまり学校関係者達は、本当に非を認めない。とても残念でならない。すると娘の通う世田谷にある中学校で起こっていたPTAのパワハラのことが思いだす。学校側もPTAも、パワハラの事実を知りながら校長を筆頭に隠蔽に必死だった。下手をすると被害者が加害者にされかねない勢いで。

さて、5分ほどしてカレーが運ばれて来ました。オレンジ色のルーに黄色のサフランライス。私はなぜか黄いサフランライスが好きだ。特に特徴的な香りや、味が付いているわけではない。ライスに色がついているだけで、視覚的にもエスニカンな雰囲気を味わえるところがいい。味は普通に上手い。失礼な話だけど日本で不味いカレーに出会うことの方が難しいと思う。逆にいうと、それほど原材料費がかからない庶民フードのはずなのに、1000円近くする普通のインドカレーは割高に感じてしまう。そういう意味では、ここのカレーはかなりコスパがいい。そして、この値段なら毎日食べても財布は痛まない。これこそカレーの本来あるべき姿だと思う。

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