誰が食っても旨い!カマル(kamal)は万能なカレー屋でした。

路面が車のテールランプを反射して赤く滲んでいます。小雨の中、というよりは殆ど止みかけの夜空の下、京都の裏路地を烏丸駅からカマルへ歩きました。嬉しい発見だったのが、これまで阪急京都線の河原町駅から烏丸駅を東西に結ぶ大通りから北側の町をあまり歩いたことがありませんでしたが、この辺りは意外と飲食店がおおく、夜の散歩もそれなりに楽しめるようです。

そんな通りの一角にに目指すカマルを見つけました。白い壁にシックな黒枠の窓とドアがはまり、さらにその窓枠にモノトーンで小さなタイルがデコレートされたTAKE OUT用のカウンターがしつらえたあります。カレー屋というよりは、夜はバー営業もやっている洒落たカフェの様相です。

入るかやめようか……。思考があれこれ言いだしました。

「ランチでモーヤンカレーをたらふく食べてしまい全くお腹は空いていないのにくうのか?」
「久しぶりの京都だし、こういう時に一店でもおおく食べ歩いておくべきじゃない?」

店の前で喧々諤々すること60秒。結局食べる方向性で思考会議がまとまったようです。

メニュー

  • バターチキンカレー
  • ビーフカレー(激辛)
  • ほうれん草カレー
  • ナスのカレー
  • 野菜のカレー
  • キーマチキンカレー

値段は、Mサイズが950円。カレーの種類ではなくサイズによって多少値段が違う設定になっています。

私はビーフカレー(激辛)となすのカレーをオーダーしました。カレーは横に細長い楕円形の白い皿ではこばれてきました。皿の中央にほぼ正方形に盛られたライス。そのライスに隔てられ左側にビーフカレー(激辛)、右側にナスのカレーという盛り付けです。きっちり別れていて分かりやすいですが、これはミールスのようにカレーをあまり混ぜて欲しくないという意思表示にも取れます。

さっそくスパイスの弱そうなナスカレーにスプーンを投入しました。ナスとたまねぎ、トマトというゴールデントリオの野菜の旨味を活かす味付けになっています。あまりカレー感はなく、よく炒められた野菜料理といった感じで女性的な印象です。ご飯は進みますが、これだけだとちょっと物足りないですね。

続いて人気のビーフカレーにスプーン投入します。こちらは流石といいますか、しっかりとスパイスが聞いています。このズシンと沈み込むようなスパムの香りは、無骨で男性的な印象です。この2種は同じ皿の上で食べ比べてみてお互いの良さを引き出しています。

ランチでたべたモーヤンカレーがまだ腹に残っている感じはありますが、それでも美味しくいただくことができました。カマル(kamal)はスパイス好きなカレーファンからたまにはカレーでもという人まで幅広く楽しめる美味しいカレー屋さんでした。

カマル(kamal) 店舗情報

【営業時間】
[月~金]
11:30~15:00(L.O.14:30)
17:00~22:30(L.O.22:00)
[土・日・祝]
11:30~22:30(L.O.22:00)
※テイクアウト L.O.21:00
日曜営業

【定休日】
無休

【住所】
京都府京都市中京区三条通東洞院東入ル菱屋町32-1

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする