自己超越的広告

き、綺麗な女性なのに、
片方の鼻の穴から、
水道の蛇口から水が流れでるように
液体を出しています。

もう片方の鼻の穴には、
「ムヒ」を連想させる、
水色の容器が突っ込まれている。

「鼻の奥まで洗い流す」
というサブタイトルに、
「つらい花粉!」という
キャッチコピー。
「ハナノア」の山手線ドア広告。

鼻って、片方から液体をいれたら、
都合よく、もう片方からでてくるのでしょうか?
あれ?鼻の穴って、左右で繋がって
いたんでしたっけ・・・。

その素敵な微笑みとは裏腹に
その行為は、絶対に鼻の奥にツーンと
くるに違いなく、試してみたいとは、
到底思えません。

いや、その痛いの痛くないのは、
この際、どうでもよく・・・

この綺麗なお姉さんは、
広告の完成系を知っていて、
この仕事のオファーをうけたのでしょうか?
きっとそうに違いありません。

受けた仕事に、しのごの言わない。
それがプロの仕事というものです。
そんなところに男気、
いや女気を感じます。

ある意味、「私」という羞恥心を
超越していなければできない仕事ぶり
といってもよく、
ハナノアのモデルさんに尊敬の念を
覚えるのでした。

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