台風20号の接近にともない、大阪の午後の予定がキャンセルになってしまったので、早めに大阪を脱出。翌日の訪問先がある名古屋へ向かった。金山駅に降り立つと、外は激しい風と雨。しかし時折、ふっと忘れたかのように、雨がやむ。その隙をついて、パハナへ小走りで向かう。
パハナは、スリランカ料理の店だ。店員は3人全員が外国人。多分スリランカ人だろう。店内にはスリランカの民謡が流れている。こんな天気なので客は私しかいない。
「今日はこれから、予約のお客さんがくる予定なんですよ。大丈夫かな?」どうやら今日は、もともと大人数の予約が入っているらしい。マネージャーらしき男性が心配そうに外の天気を気にしながら、流暢な日本語で話しかけて来た。まあ、そとの風と雨を考えると微妙だな。自分あらこんな日に外出したくない。まあ、少しでも売上に貢献しようと思い、一番高いホームメイドプレートを注文した。
出来上がった、ホームメイドプレートを運んで来たマネージャーらしき男性が、それぞれのカレー屋副菜を説明してくれた。そして「無農薬のスパイスを店で調合していす」と、少し誇らしげに話してくれた。なんとここで使用している80%のスパイスは、スリランカ人オーナーの実家で栽培しているオーガニックスパイスを輸入して使っているとのこと。カレーは、これまでに私が食べたことのないスパイスを調合しているようで、独特の深みのある大人な香りを漂わせていた。まさしくこれが、オーガニックスパイス香りなのだろう。副菜たちは、色とりどり、食材も様々で、食べるものを飽きさせることがない。さらに「辛さが足りない場合は、こちらを入れてください」と、持って来てくれたのは、辛い系のスパイスだった。いいね、いいね。スリランカ料理。そして、徐々にミックス、ミックスしながら、好みを味を探しつつプレートを堪能したのであった。