なぜ、こんな辺鄙な場所に、こんなに本格的で旨い南インド料理(ミールス)があるのか疑問である。それが千葉県勝田台にある葉菜だ。そんな謎を解く鍵が、店に置かれていた『MEALS READY』という自費制作の本に書かれていた。詳しくは店に置いてある本を買って読んでくれ。
かいつまんで説明すると、オーナーの吉田さんはもともとこの辺りでバーを営んでいたらしい。その前は、イタリアンとかフレンチの店で働いた経験があるとか。ある日、バーのお客さんから、南インド料理というのがあって一緒に食べに行かないかと誘われたのがきっかけになった。そして、南インド料理を食べたところ一気に虜になってしまい、バーを運営しながら『葉菜』をオープンした。
始めた当初は、お客さんも、南インド料理?? ってな感じで中々理解されなかったようだ。でも、今では週末のランチになると満席で入れない時もある。(多分)ちなみに、私は日曜日しか行ったことはないので、平日の具合などはわからない。
じつは、毎月一回日曜日に隣駅の志津で仕事があり、ランチの時間になると志津からトボトボと歩いて、ここまで食べに来る。
そして、今日は歩きながらベジミールスを食べることに決めていた。
店に着くなり、ベジミールスを注文。今日のベジミールスは、そうめんカボチャのワートゥーだ。と言われてもワートゥーがなんだかわからないのだが。
しばらくしてステンレスプレートにのったミールスがやってきた。早速、ワートゥーにスプーンを入れてみる。口の中に、ほのかなカボチャの香りが広がっていく。豆のクリーミーな舌触りが、優しく下を包む。優しい味だ。
サンバル、ラッサム共に身体にしみ込むような自然な味付け。特にラッサムの強めの酸味がこれまた良い。
何がすごいのかって、ご飯とサンバル、ラッサムのおかわりが自由なのだ。これだけ、本格的なミールスなのに、ありえないコスパ。
今日も、旨すぎてスプーンが止まらず、ご飯を2回おかわり。サンバル、ラッサムを1回おかわりしてしまった。本当に旨いカレー(ミールス)は、永遠にお代わりできそうな気がして、ついつい食べすぎてしまう。
今日もまた、食べすぎた腹を抱えなながら志津へ戻るのであった。